第1回開催は、11月16日(火)・17日(水)に決定!
「実践!石積み講習会」プレ講座を行いました。
数寄積み研究会の講師による座学と実演講義、そして石積みの実践を2日間で学ぶことのできる「実践!石積み講習会」が、ついに東京で開催です!
東京開催にあたり、私も今回プレ講座に参加させてもらいましたので、感想も交えながらご紹介させていただきたいと思います。(あくまでも初心者の個人的な感想としてご覧くださいませ。)
講座の内容について
まず、この講座では自然の石を美しく組み合わせて、庭の趣や景色を作るための「表現するための技術を習得」することを目指しています。土木的な構造性、機能性重視ではなく、あくまでも景観重視な作法の講義となります。
1日目:座学
「美しく石積みを積んでいくための理論を学べば、誰でも積めるようになります!」
数寄積み研究会主催・鈴木先生に勇気をもらい、いざスタートです。
スライドを使って、様々な石積みの施工事例を見ていきます。「数寄積み」とはどういうものなのかを学びます。
質問を交えながら進めますので、初心者の方でも安心してご参加いただけます。
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室内でも石を使いながら、わかりやすく学びます。
モデルガーデン園内には様々な石積みの施工があります!
アルデンヌウォーリング(小端積み)や初狩石(野面積み)の石積みを見て周ります。 実際には、どのくらいのサイズの石を使っているのか、どういうところがポイントなのか、みんなが参加し意見を交えながら学んでいきます。
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園内にて(初狩石を使用した野面積み) -
石のサイズを測って実際の大きさを把握します。
最後の課題! 明日自分が積むために、絵を描きます。
「絵が描けない人は不合格です〜、絵が描けないということは積めないということですからね。」
先生の言葉で、みんな一生懸命に描きます。机の上はあっという間に消しゴムのカスだらけになりました。
描いていると、色々なことに気づくことができます。
石の形はどんなだっただろうか?迷いながら、学んだことを懸命に描き込んでいきます。
なんともつまらない石積みができてしまって、面白さを足そうと思って挑戦すると、うーん? 気づくと縦目地や、四つ目地に・・・。難しい!けれど、学ことはとても多く、もっと色々な場所で石積みを見たいと思いました。
↑ちなみに、私は3段描くのがやっとでした。職人さんたちはしっかり描かれていました。本来は、天端(一番上)まで描いて完成です。
夕方:実習会場に移動して、少しだけ石積みを体験します。先生に石の向きやはつり方を教えていただきます。
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石の向き、見極め方についてお話がありました。 -
小端積み用のカナディアングレイ・バサルト
2日目:実習
朝8:00からスタートです!
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初めて石積みを体験された職人さん。真剣な眼差しです! -
覗き込んで石の位置をチェックします
最後の最後まで、完成させたくてみなさんギリギリまで積んでいらっしゃいました。暑い日差しの中、汗だくになってひたすら石と向き合い積んでいく実習は、机の上では得ることのできない経験となります。
あっという間に終わりの時間となりました。
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真剣に取り組んだからこそ、みなさんとっても素敵な笑顔でした!
なんとか積み終えた人も積みきれなかった人も、また実習に参加してもっともっと勉強したい!そうおっしゃっていました。みなさんの素敵な笑顔にこちらも嬉しくなりました!!
鈴木先生・倉繁先生、2日間のご指導いただきありがとうございました!!
11月開催「実践!石積み講習会」ご案内チラシはこちら
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。お申し込みは、ホームページ「お問い合わせフォーム」よりお願いいたします。
※講習会では、「小端積み」と「野面積み」の2種類からお選びいただけます。