水やり時のたのしみ

今年の夏は本当に暑いですね。庭の水分はどんどん干上がるので毎日の水やりは欠かせず、朝夕ひいひい言いながら水をやっています。水がもらえて喜んでいるのは植物だけではないようで、蝶やトンボ、鳩などの生き物たちが、どこからか水を求めてやってきます。彼らのその可憐な姿は私にとっての一服の清涼剤。癒しを与えてくれています。

先日出会ったのは、ブルーグリーンの模様が美しいアオスジアゲハ。朝、温室の中に入ってしまっているのをホウキで外に出してあげたアゲハです。しばらくぶりに飲む水は、さぞかし美味しかったことでしょうね。嬉しそうに飛んでいきました。

次の蝶は、ナミアゲハに似ているようでちょっと違う? 家のこどもの図鑑で調べたところ、アカボシゴマダラという蝶らしい。図鑑によると日本では奄美大島周辺の特産でしたが、近年関東地方で人間が放した中国産が分布を広げているとのこと。本州では外来種にあたるそうで、珍しい!マークがついていました。

このアカボシゴマダラは、ガーデン内のレイランディ―(コニファー)で寝泊まりしているようで、水をやったりほかの蝶が来たりすると縄張りを主張し、激しく飛び回って威嚇します。

そして、夕方の水やり時に出会えるのが、セミの幼虫。「生まれて数年、はじめて見る世界はどうかね?」とか思いながら、踏む心配のない場所に移動させます。無事羽化できると良いね。

人によっては気持ち悪い絵面ではありますが、小さい折りたたまれた翅をご覧ください。これが体全体を覆うように展開するのかと思うと、これはもうなんて言っていいのか、、、神秘です。

ぜひ会いに来てください。

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